40周年記念事業「こども支援団体連絡会議フォーラム」

5月第二例会、1863回例会は5月18日（土）茅ヶ崎市役所分庁舎６階コミュニティーホールで開催いたしました。

茅ヶ崎中央RCは茅ヶ崎市が運営している「茅ヶ崎市こども未来応援基金」の立ち上げに関わり、子ども支援を応援する活動を行っています。

茅ヶ崎市で子ども支援を行なっている団体様の活動状況、課題を事前にアンケート形式で収集させていただき、その情報を基に基金の利用範囲の拡大、利用促進にむけた運用改善を茅ヶ崎市に提案し、より良い活動環境の構築、子ども支援団体様たちの横のつながりをもつ機会や関係各所と調整を進めていくことを目指しフォーラムを計画いたしました。

当日はこども食堂などを運営されている３４団体の皆様のご参加をいただきました。

また、茅ヶ崎市の佐藤光市長や茅ヶ崎市子ども育成部、子ども政策課から樋口課長をはじめ他２名の職員の方にもお越しいただき、実際に子ども支援団体様たちの生の声を聞いていただける機会となりました。

まずは松岡会長からごあいさつ

本日は、私ども茅ヶ崎中央ロータリークラブ主催の「こども支援団体連絡会議フォーラム」にご参加いただきまして、有難うございます。

茅ケ崎市内には、３つのロータリークラブがございます。茅ヶ崎ＲＣ、茅ケ崎ショウナンＲＣ、そして私ども茅ヶ崎中央ロータリークラブです。それぞれのクラブには40名～50名の会員が所属し、それぞれ独自の活動を行っております。

私ども茅ヶ崎中央ロータリークラブは3つのクラブの中で一番若いクラブで、本年、創立40周年を迎える事が出来ました。

ロータリークラブとは、会員個々が職業で培った能力やネットワークを活かし、地域に貢献する事を目的とする団体です。

世界的な活動としては、「ポリオ根絶のためにワクチンを送る活動」を行っております。国内では、米山奨学金を設立し、日本で勉強する海外からの留学生に奨学金を供与し、将来、日本と世界の架け橋となる若者の育成活動をしております。

茅ヶ崎中央ロータリークラブにおきましては、これまで、「茅ケ崎市内の河川浄化の取組」「パキスタンにおける家庭教育プログラムの実施」、「国内外災害時における医療チームＡＭＤＡへの支援」「緊急支援物資に運搬」などを行ってきました。

そして、5年前、当クラブ創立35周年の時に、「茅ケ崎市における金銭的支援を必要とする家庭の子ども達の育成」に目を向け、茅ヶ崎市と協力し。「茅ヶ崎市こども未来応援基金」の設立に携わりました。

本年40周年を迎えるにあたり、改めて地域の子どもたちの育成に焦点を当て、検討をした結果、本日、このフォーラムを開催する運びとなりました。本フォーラムが今後の皆様の活動を後押しし、地域の子育て環境がさらに充実する機会に繋がる事を祈念いたします。

神尾実行委員長から事業の経緯を説明させていただき、加藤副委員長から事前に行ったアンケートの結果についてお話しさせていただきました。

子ども未来応援基金の取り組み内容については茅ヶ崎市子ども政策課の樋口課長よりご説明いただきました。

後日、まとめた動画を配信いたしますので、詳細はそちらで確認していただければと思います！！

茅ヶ崎中央RC松岡会長、茅ヶ崎市子ども政策課樋口課長、諸団体を代表して特定非営利活動法人NPOサポートちがさきより益永代表理事によるパネルディスカッションをおこないました。

ファシリテーターを務めていただいたのは、Workshop Facilitation Labの梅津様。

茅ヶ崎市に移住してきた子育て世代の人口が多く、現在保育園の入所待ちが多くいること。すでに学童も2年生以上の受け入れが厳しくなっている中、今後さらに学童がパンクしていくであろうと懸念されている。そんな状況の中未来を見据えて、支援団体の皆様が何にを必要として、今後どのような援助が必要なのか、行政と支援団体とでどういう連携を取っていけるのか意見交換ができました。

その後のグループ討議（テーブルディスカッション）では、逆説方式で未来を想定したテーマを基に、それぞれ意見を出し合いました。ボランティアで数名のファシリテーターの方たちにもご協力いただいたのですが、みなさん常日頃思いを持ってボランティア活動をされている方達ばかり。自ら発言する方々ばかりで、どんどん意見がとびかっていました。（素晴らしい！）

今回のフォーラムは時間も短く、本来であればもっともっと意見やアイディアをお聞きしたいところでしたが、これを機に支援団体の皆さま同士コミュニケーションを取っていただいて、今後も継続して連絡協議会を開催し意識環境を持ち続けていただきたいと思います。

そうすることで、一緒に活動する機会になったり、支援をしたいと思う人々が行動をおこしやすくなったり、企業とのつながりで場所や機会の提供など協力体制につながるなど、地域の大きな連携組織として行政や議会に働きがけができるようになっていきたいです。行政・企業・地域の人々が協力して、魅力的な子育ての環境をつくっていけるように目指しましょう！

この度、こども未来応援基金の発展と有効活用につなげるために、私たち茅ヶ崎中央RCの４０周年事業として会の積立金で支援金を実施しました。このような支援は本年度のみとなりますが、今後とも地域が活性化するために私たちができることを展開してまいります。