東北関東大震災におけるAMDAへの支援活動の経過  
 国際ロータリー第2780地区
茅ヶ崎中央ロータリークラブ

 

 

 

 


3月11日(金) 14:46分 東北関東大震災発生。

 12日(土) 当クラブ会員(第2780地区補助金委員長)よりAMDA本部に対し、当面必要な医療機器等があれば当クラブとして支援す

     る用意があるので連絡して欲しい旨申し出た。

     ~この時、既にAMDAは第一次チームが仙台を目指して移動中であり、明日、菅波代表を含む4名が被災地を目指すので、現地

     ニーズを把握のうえ、返信する旨連絡があった。~

 13日(日) 菅波代表より当クラブ会員に対して簡易トイレ・ホットカイロ・衣類・飲料水食料品・灯油・毛布・トイレットペーパー・

     生理用品等の支援要請があった。

     「ホットカイロ」の調達先を物色調査の結果(株)ダイレクト(所在地・神戸市)定本康敬社長と連絡が取れ、定本社長から当方

     の1,200個の要請に対し、「弊社も阪神淡路大震災を経験した企業として、何が出来るか考えていたところだったので、少しでもお

     役に立ちたい」ということで、要請の10倍の12,000個を@14.5円で提供して(20万円相当)もらえることになった。

     また、「飲料水」については、当クラブ会員より「給水器つきミネラルウォーター20台分の無償提供があった。さらに、茅ヶ崎市

     役と交渉の結果、2L入りボトル5,000個を@45円で提供して頂きたいとの要請あり費用(23万円相当)を当クラブで負担するこ

     ととした。

     市役所の(行政からの)要請ならば協力の企業を中央RCより紹介したが、役所からの要請なしとの連絡が企業よりありました。

     役所の対応に疑問?

 14日(月) 当クラブ「臨時理事会」が招集され、上記「カイロ」・「飲料水」以外の日用雑貨・衣料等の提供について、17日(木)正午

     締め切りで当クラブ会員に協力を呼びかけた。

     一方、今回の大震災は当クラブ単独では支援に限界があるため、当クラブが所属する第2780地区全体に支援の輪を広げる必要があ

     る考え、当クラブ会員より地区ガバナーに協力を要請した。

 17日(木) 会員に呼びかけた結果、予想外の支援品(灯油ストーブ、灯油燃料、防寒コート、毛布、非常食など)が次から次へと集まっ

     た。  当クラブ会員のレストラン隣接の駐車場で、クラブの動員要請に応えて集まった会員12名・夫人11名が半日がかりで仕分

     け作業を行い、茅ヶ崎湘南ロータリークラブ元会員提供の段ボールに函詰めされ、その総重量は丁度4トントラック一台分となり

     作業が終了した。     また、この様子に気が付いた近所の商店街の店主に事情を説明したところ、中には「みんなが困難を分

     かち合う献身的な活動」に感激して涙を堪えられない方もおられ、商店会会長より義捐金・物資提供合わせて30万円相当の支援を

     頂いたことは、まさに望外の出来事だった。

      夕刻、当クラブ会員の「岡崎運輸」が提供したトラックに段ボールが積み込まれることになったが、折からの「ガソリン不足」

    の情報に対応するため、当クラブ会員の石油卸会社とガソリンスタンド業者の連携でジーゼル車軽油が被災地往復分提供されたこ

    とは(以降第三次分までは森ガバナーエレクトより支援がなされた)、心強い限りであった。

      一方、当クラブ池亀会員(第2780地区ガバナー補佐)が「緊急支援物資輸送許可証」取得のため茅ヶ崎警察署に立ち寄った後、

     22時ころ岩手県釜石市方面に向けて本人がトラックに同乗して(1名しか同乗できない)出発した。

     その後、最終届け先は、現地情報で最も被害が甚大で孤立している「大槌町」(人口 15,256人中不明者9,000人)と決定し、

    夜を徹してトラックを飛ばした結果、翌18日午前、無事大槌町に到着した。

18日(金) 任務を終え無事茅ヶ崎に帰った池亀会員によれば、「道中、巨大津波によって町全体が流されている惨状や家屋の形状をと

    どめない倒壊現場には思わず目を覆いたくなるようだった」との報告があった。

      大槌町では菅波AMDA代表と感激の対面だったようである。また、大槌町避難所のただ一人の植田医師は、「大槌町ロータリー

    クラブ14名中連絡が取れた唯一のロータリアン(幹事)」だったそうである。

    盛岡市の第2520地区楢山ガバナーもこの町の状況が全くつかめておらず植田会員の無事を池亀氏の情報で初めて知った由、当クラ

    ブに対して第2520地区を代表して丁重な感謝のメールを頂戴した。

       ~以上で第1次支援活動が終了した。

18 日(金) AMDA本部より、「南三陸町」が極度の医師不足と食料・燃料不足に喘いでいるので、支援協力願いたい旨連絡があった。

      ①    現地調整員(1名)を5日間の予定で派遣

      ②         折りたたみ自転車・飲料水・非常用食品類の支援

      以上につき調整員として、当クラブ山本泰然会員を派遣することを決定し、支援品につき会員に提供を呼びかけた。

     その結果、折りたたみ自転車10台、ミネラルウォーター・使い捨カイロ・餅・缶詰などの食料品段ボール10函分を集め、会員3

    ・会員夫人1名が仕分け、会員のワンボックスカーに積み込みの作業を行った。

19日(土) 正午 当クラブ山本会員は「ノエビア・アビエーション」が提供したヘリコプターで「東京ヘリポート」(江東区新木場)

    からAMDAの上田医師・大宮看護婦・二ティアン調整員とともに支援品を携えて南三陸町に向かった。しかし、支援品の重量が予

    想以上あり、搭載制限オーバーとなり、かなりの支援品が積み残された。   東京ヘリポートまで同行した会員4名によれば、5

    日間厳しい任務につく主人を見送りに来た山本夫人が思わず涙する愁嘆場があったとか

    ~23日 山本会員が6日間の任務を終えて帰えってくることになり、会員3名が東京ヘリポートまで出迎え、当クラブの調整員派

    遣の支援活動が終了した。なお、詳しくは、山本会員のこの活動に関する「手記」を参照されたい。~

18日(金) 第2780地区「奉仕プロジェクト委員会」が開催され、地区としてもようやく必要物資等の支援を決定し、動き出すことにな

    った。

         第2次支援活動の開始である

     支援物資の輸送については、引き続き当クラブ会員の「岡崎運輸」が引き受けてくれた。(軽油については森ガバナーエレクトが

    支援した)

20日(日) 第2780地区の平塚市のロータリークラブが中心になって集めた支援品の仕分け・積み込み作業についても当クラブ会員6名・

    会員夫人6名らがあたり、ヘリへの積み残品とともに、17時第2便として地区社会奉仕委員の塚原氏がトラックに同乗し「大槌町」

    に向かった。    今回も支援品の積み残しがでたので第3便を考えることとしAMDAに支援先を検討してもらうこととした。

     なお、大槌町の避難所の体育館は600人の避難民に石油ストーブ3台であり、当クラブが支援した「カイロ」が非常に重宝された

    との報告があり、カイロを提供してくれた神戸の定本社長に改めて、感謝申し上げた次第である。「追加支援カイロ約10000個」

21日(春分の日) 未明、大槌町に到着し、数箇所の避難所に分けて荷卸することになり、大変苦労したようである。この町は、中に入

    れば入るほど酷い状態が判明し、地区を中心に第3次の追加支援を決定した。

      夜 大槌町に入っているAMDA柏木薬剤師よりH会員にTELがあり、「現地の関係者から、卒業式を迎える生徒たちにノート

    2,000冊)と鉛筆(1,500本)を配りたい。」との要望が出ているので何とか調達できないかとの連絡があった。

22日(火) 折からの計画停電でスーパーマーケットや小売店がクローズしていたが、ロータリアン(茅ケ崎RC)の経営する100円ショ

    ップが見つかり、鉛筆削り(150個)ノート、鉛筆とともに第3便に積み込むことにたった。(8万円相当)

      17時 第3便「岡崎運輸」のトラックが第2便の積み残し支援物資も積んで大槌町に向けて出発した。今回の同乗者は平塚北の

    米澤会員である。

23日(水) 第3便無事大槌町に到着との連絡があった。

     なお、ノエビアのヘリを使った支援活動が、その後AMDAとノエビアと第2780地区の三者共同プロジェクトに発展し、ロータリア

    ン、未来のロータリアンとなる若者たち(ローターアクト、ローテックス)を巻き込んだ支援活動に発展したことを付け加えてお

    く。                 (以上)